2月6日、福島医大のスキルラボでCVカテーテル挿入研修会が行われ、
当医局からも1人が指導者として、3人が受講者として参加しました。
普段CV挿入時にエコーを用いて穿刺針が静脈内を通っている事は確認していましたが、
針先端の位置確認までは行っていませんでした。
そのような場合にどんな合併症が起きるかというと…
穿刺針が静脈を突き抜けて奥の方に進んでしまうことによる
動脈穿刺、カテーテルの組織内迷入などです。
重要なのは、穿刺中は常に針の先端を画像で描出し針先を追うこと、
ガイドワイヤー留置後は長軸画像で静脈内留置を確認すること、だそうです。
セミナー終了間際には、エコーガイド下穿刺の手技も上達したので、
私たちは余った時間であえて動脈穿刺を試みて、
どのくらいの深さまで刺すと動脈に到達するかを確認していました。
動脈を穿刺して喜ぶ我々を見て、CVC指導者の先生は
「この人たちは3時間かけて研修を受けたのにまったく上達していない…」
と思ってしまったらしいです。
紛らわしいマネをしてすみませんでした。